表参道高校合唱部というドラマが面白い。
主人公香川真琴が歌を通じ学園内に革命を巻き起こす。
廃部寸前の部活動が再建されるというベタな学園ストーリーだが、
それがなかなか痛快なのだ。
自身も高校時代、合唱部に所属していた。
毎日のように下手くそだと怒られていた。
クラスにも部活にも居場所がない。
今日、リアルな恋愛ものが敬遠されるという。
充実していない現実を呼び覚まし、対比させるからだ。
しかし、同作品は暗い高校生活を思い起こさない。
それは、真琴の空気が読めないけど、真っ直ぐな性格、
そして、コミカルな演出が日常に非日常を混入する。
だから、現実を呼び起こさない。肩の力を抜いて視聴できる。
テレビを観ているときだけは、現実から離れていたいものだ。
今後、どのような展開が待ち受けているのか。
合唱部はどのようにして廃部の危機を乗り越えていくのか、見物である。