今日、小さな暮らしとかスモールライフ、シンプルライフという言葉をよく耳にするようになった。
長引く不況により大量消費社会に陰りが出て、物を持たない生活、お金を使わない生活が次第にクローズアップされるようになった。
シェアハウスも、居住費を抑えている意味で、小さな暮らしの一形態と言える。
小さな暮らしに興味を持ち、実践者の書籍やホームページを漁った。彼らに共通するのは炊飯器を持たないことである。
米を食べないわけではない。鍋で米を炊くのだ。
一人暮らししていたとき、食費の削るため、レトルトパック飯から炊飯に切り替えようと考えていた。
ところが、ドケチな僕は炊飯器に初期投資する勇気がなかった。安いのは不味いという話も聞いた。
そこで、カセットコンロと鍋で炊飯する道を選んだ。2点で計3000円程である。
経験を重ね、どうすれば上手く炊けるかというのも分かってきた。ここに記録しておく。
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失敗しない鍋炊飯
- 軽く洗った米(無洗米は不要)を鍋の中に入れ、水を浸す。水量は米量の1.1倍(1合)。無洗米なら1.2倍。古米は多めにする。各人、好みの固さは異なるので適宜調整する。困ったら気持ち多めに入れる。
- 冬場は1時間、夏場は30分待つ。これは最低時間なので、もちろん超過してもよい。
- 鍋に火を点け、まずは強火にし、菜箸などで火が均等に通るように適度にかき混ぜる。
- ぐつぐつしてきたら、蓋をして、弱火~中火にして10分待つ。ふきこぼれるようなら、火が強い証拠なので、弱めにする。蓋を開けてはいけない。
- その後、一旦強火にしてから、火を消しまた10分待つ。僕は勝手に「10-10の法則」と呼んでいる。蓋を開けてはいけない。
- 蓋を開け、食べる分だけをお椀に移す。残りは耐熱容器に入れて冷凍保存推奨。
余談だが、鍋は普通のアルミ鍋で十分。土鍋はよりふっくら炊けるものの、米がこびり付いて洗うのが面倒なので、多忙な方には不向き。ステンレス鍋は熱伝導率が低いためか、芯が残りやすい。
ちなみに、僕はガス火でしか調理したことがないので、IHについては要検証。
炊飯器が壊れたり、キャンプに行ったりするときは、是非ご参考ください。