雑記

東京に住むならどこがおすすめ?

「東京に住むならどこがおすすめか」といったスレッドをちょくちょく見る。

吉祥寺はまず挙げられる。住みたい街の代表格である。中央沿線は強い。より西側の武蔵小金井や国分寺も候補に挙がるくらいである。世田谷区もよく勧められる。やはり、城西・城南地区の人気は根強いが、家賃相場は高めである。

ところが、実際は世田谷区や杉並区に住んでいる知人は少なく、反対に板橋区や北区に住んでいる知人はかなり多い。知り合いに富裕層がほとんどいないというのもあるが、「住みたい街」と「住める街」には大きなギャップがあると痛感させられる。

赤羽駅東口(出展:Wikipedia)

ただし、城北地区を侮ってはいけない(知人談)。分かりやすく言うと、1)交通の便が良い、2)家賃が高くない、3)治安が悪くないと三拍子揃っている。つまり、コストパフォーマンスがかなり高いのだ。典型的な「住めば都」の地域である。よく言われるのは、吉祥寺は新宿・渋谷へのアクセスの良さを強調されるものの、オフィスは東京や新橋等の山手線の東側に多く、実はそれほど通勤には便利ではない。これに対し、城北地区は都心にも副都心にも比較的アクセスしやすい。通勤の利便性が優秀でありながら、家賃相場も都内にしては低めであるが、どうしても、ダサい、柄の悪いイメージが先行して穴場となりやすい。

ちなみに僕は23区外の小平市に住んでいる。経済的に23区に住むことは端から諦めていた。今考えると少し惜しい選択をした。ただ、埼玉県入間市という“生活に困らない程度の田舎”に長く住んでいたのもあって、同様にのどかなところに住みたかったという理由もある。小平市は人口も過密すぎず、緑も多くていいところですよ。