僕は今年1月から4ヶ月ほど、リバ邸入間に住んでいた。
今考えると、入居の経緯は偶然に偶然が重なったものであった。
先日の記事でも申し上げた通り、当時の僕は精神的にかなり不安定であった。
サイコロの目が「1」の状態。
何とか打開しようと、7年間隠していた自身の障害を母に告げた。
一定の理解を示してくれたように見えた。
けれでも実際は違った。罠に嵌められた。
「住宅事情、経済状況を考えると、アパートを借りて一人暮らしするしかないよね。」
これが母の手口だ。自分の手を汚さず、不利益なものを排除する。
いつも、結局は守りに入るのだ。相手の気持ちを考えるふりをして。
ちょうど同時期に、実家の近くにシェアハウスを立ち上げる話を耳にする。
この情報を入手できたのも、入間の管理人との間に共通の知人がいたからだ。
人との繋がりの大切さを改めて実感できるエピソードである。
そうして、僕はリバ邸入間に住むことになる。
僕は常々、「一人暮らしをしたい」と声高に叫んでいた。
それはすべて自分の意志に依るものだと考えていた。
ところが、最近どうもそうではないことに気づき始めている。
住宅事情や両親の意向がその決意を支配していたのだ。
それを悟ったとき、悲しくなり、眠れなくなった。
僕は一人で生きるしかないようだ。
だからこそ、他者の関わりを求め、都内へ出入りしていたのだ。
代わりとなるものを探していたのかもしれない。
家族の機能にはもう何も期待しない。
安眠したいのだ。